2019年有力大学生の進路状況まとめ
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注目選手
この世代で真っ先に名前があがるのは、竹山晃暉(帝京大学)だろうか。御所実業のエースと出場した花園では圧倒的なインパクトを残し、帝京大学に進学後も一年生からレギュラーを務めトライを量産した。ここ二年は、プレスキッカーを任せれキック力でも注目を集めている。パナソニックへ加入する。
大学ラグビーを席巻してきた数多くの留学生選手がいるのもこの世代の特徴である。まずは、高校時代(目黒学院高校)から注目を集め、東海大学では下級生から主力を務めたアタアタ・モエアキオラとテビタ・タタフ。アタアタはいち早くスーパーラグビーのチーフスに加入してすでに結果を残している。トップリーグでは、神戸製鋼でプレーをする。デビタタタフは、サントリーへと加入。
大東文化大学のファカタヴァツインズ タラウ・ファカタヴァとアマト・ファカタヴァは共にリコーへと進み、トップリーグでも二人揃ってプレーすることになる。
天理大学の主力であるファウルア・マキシは、クボタ。前述の選出に比べるとインパクトは薄いが、堅実なプレーで結果を残してきた帝京大学のブロディ・マクカランは神戸製鋼でプレーする。
以下は主要選手の動向である。
対抗戦
明治
明治大学からは多くの選手がトップリーグ、トップチャレンジへ進む。ここでは注目選手のみをあげる。
チームをまとめたキャプテンSHの福田健太はトヨタ自動車に進む。今年のトヨタ自動車には、福田を始めキャプテンを務めた選手が多く加入する。大学選手権決勝で見せたトライが印象的なウイング高橋汰地も同じくトヨタに加入する。
1年時から明治の一列目を担ってきた祝原涼介はサントリー。バックローの主軸として下級生から試合に出てきた井上遼は神戸製鋼に加入する。
スタンドオフのポジションを競ってきた二人。忽那鐘太は栗田工業、松尾将太郎はNTTコムに加入する。
帝京
キャプテンの秋山大地はトヨタ自動車。京都成章から帝京に進んだフロンローの三人、岡本慎太郎はヤマハ、淺岡俊亮は秋山と同じくトヨタ自動車、呉季依典はHondaにそれぞれ加入する。
バックスでは、最初の紹介した竹山と同様に1年次から試合に出場してきた小畑健太郎は神戸製鋼に加入する。
慶應,筑波
慶應義塾大学は付属高校が花園に出場した年代が大学を卒業する。慶應義塾高校出身で大学卒業後にトップリーグに行く選手は少数派だが、辻雄康と丹治辰碩は強豪トップリーグチームに加入する。辻はサントリー、丹治はパナソニックに加入する。キャプテンを務め、大学No.1スタンドオフの古田京は医学部生のため社会人ラグビーへは進まない。
筑波大学では、大学2年次に若手主体の日本代表ではあるが常に代表キャプを持っている前田土芽はNTTコムに加入する。
リーグ戦
東海大学のリーグ戦トライ王の加藤竜聖はトヨタ自動車に加入する。デビタ,アタアタは前述のとおりである。
大東文化大学の大学No.1フロントローからは、古畑翔がパナソニック、平田快笙は東芝に加入する。3番の藤井大喜は来季4年生。
ファカタヴァツインズは前述に紹介したとおりだが、強力FW陣では浅沼樹羅がパナソニック、湯川純平がリコーにそれぞれ加入する。