2022年有力大学生の大学進路まとめ
東京サンゴリアスが充実
世代を代表する選手が揃って東京SGに加入する。5名。
帝京大学のキャプテンを務めた細木康太郎(PR)は、強い体を活かしたボールキャリア能力と、スクラムの強さが持ち味の選手。小林賢太(早稲田大)は1番と3番の両方ができる選手。ハンドリンク能力も含めて総合的に能力の高いPRである。大学ラグビー3強フロップの2枚が東京SGに進む。
山本凱(慶應義塾大学)は、大学ラグビーNo.1オープサイドフランカー。体の強さを活かしたタックルとジャッカルが持ち味。大学レベルでは、ボールを持てば止まらない存在で、山本がボールを持っていけばその後ろに道ができるとも言われてきた。
フルバックは一人しかポジションはないのだが、早明のスター選手が共に東京SGに加入する。河瀬諒介(早稲田大)は、ランが持ち味の選手。圧倒的な走力で大学ラグビーを席巻してきた。雲山弘貴(明治大学)は、距離のでるロングキックが持ち味の選手で後方からゲームを作る選手である。タイプは少し違う選手ではあるが、二人揃って同じチームに行くのは驚きである。
S東京ベイがクボタから続く充実したリクルーティング
大学ラグビー3強フロップのもう一人は、近畿大学の紙森陽太。スクラムの強さでその名を轟かせている選手でである。天理大学のアシペリ・モアラは、前に出るのが強みの選手。大学ではLOを務めることが多かったが、身長を考えれば3列目が主戦場になるだろうか。
ハラトアヴァイレアは大学ラグビーのNo.1アスリートといっていい。安定感のあるハイボールキャッチ、距離のでるロングキック、自分で仕掛けられるラン能力。日本体育大学では、チーム事情でNo.8でプレーすることが多かった。ボールキャリーとしても優れた力を見せた。ジャッカルからキックからモールを押すまで何でもこなしたの大学時代であったが、リーグワンではFBが主戦場になるだろうか。楽しみな選手である。
埼玉WKには、3名が加入。
早稲田でキャプテンを務めた長田智希は、チームに安定感をもたらす気が利く選手。強豪埼玉WKでどういった選手に成長していくか楽しみ。川崎清純(関東学院大)は、190cmを超える大型バックス。
中央大の橋本吾郎の公式戦の出場機会が少なく、大学ラグビー通以外には知られていない選手。埼玉WKの地元、正智深谷出身ということで、地元の選手としても期待される。